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医療費控除はいくらですか?

山田さんのお宅では、妻の出産で50万円、夫が病気になり10万円の医療費がかかりました。 しかし、それぞれの医療費から、健康保険から給付される出産育児一時金や、夫の高額療養費制度で補てんされたお金、保険会社からの給付金を引くと、残りは8万円となりました。 10万円引いたら、医療費控除額はゼロとなります。 戻ってくる税金はありません。 木村さんのお宅では、医療費控除の対象になるものが20万円ありました。 保険金などの補てんはないのでそこから、10万円を引くと、 医療費控除額は10万円 になります。 山田さんのほうが医療費はたくさんかかっていますが、出産育児一時金や高額療養費制度、医療保険などが補てんされているので結局、控除はゼロ。 還付金はありません。

医療費控除の確定申告で実際に戻ってくる金額はいくらなの?

皆さんが一番知りたいのは医療費控除の確定申告で実際に戻ってくる金額はいくらなの? ではないでしょうか。 戻ってくる額はその方の所得税率によって異なり、税率が高ければ戻ってくる金額が大きく税率が低ければ戻ってくる額も少なくなります。 具体的な計算は医療費控除額にその方の所得税率(5~45%)をかけて計算します。

医療費控除は年末調整で手続きできますか?

「医療費控除」の適用を受けた年度に対応する年の「住民税」の納付額が少なくなります。 (2022年度の所得に対して医療費控除を受けた場合は、2023年から2024年にかけて支払う住民税が少なくなります。 ) 「医療費控除」は、「年末調整」で手続きすることはできません 。 会社員や公務員の方で給料を1ヶ所からしか支給されていない方は、通常、勤務先で年末調整を行うため確定申告の必要はありませんが、一定額以上の医療費の支払いがあった年は確定申告をすることで税金の還付・軽減を受けることができます。 日頃、確定申告をしていない方にとっては確定申告が「面倒だ」と感じる方もいらっしゃるとおもいますが、「医療費控除」の適用を受けないと損をしてしまいます。

医療費の領収書やレシートを失くしてしまった場合、医療費控除には含められないのでしょうか?

後々税務署から問い合わせがあった場合、領収書が無ければペナルティを課される可能性があります。 それでは、医療費の領収書やレシートを失くしてしまった場合、医療費控除には含められないのでしょうか? 結論はケースバイケースです。 領収書やレシートを失くしてしまったからといって簡単に諦める必要はありません。 以下の手順で対処してみましょう。 税務署に相談する際は、支払ったことが分かる資料(家計簿など)やお薬手帳、治療を受けた家族の名前、日付、医療機関名などを準備していくと良いでしょう。 領収書が保存されていることが医療費控除を受けるための条件なので認めてもらえない可能性もありますが、実際に支払った医療費であると証明できれば認められる可能性もあります。

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